ファッション&コスメのライフスタイルブログ

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フォーマル系ファッションとは?ドレスコードとフォーマルウェアの特徴を解説します

ポイント

フォーマルやドレスコードなどの用語について詳しく紹介します。

フォーマル系ファッション

ドレスの歴史はとても古く、15世紀前からその原型があったといわれています。ドレスが生まれる前の結婚式などのフォーマルな場には、民族衣装を着て参加することが一般的でした。

ドレスが発展したのは中世ヨーロッパの貴族文化です。毎晩のようにパーティーに興じる女性たちにとって、美しく煌びやかなドレスは権威の象徴だったといえます。競いあうようにしてドレスを仕立てていたので、自然とドレス文化が発展していったのだと思われます。

18世紀末のフランス革命後、フランスを中心に豪華な貴族ファッションは衰退し、イギリスのシンプルスタイルが注目されるようになりました。次第に特別な日にドレスを着るという風潮になり、貴族の服装は派手さを抑えてシンプルになっていきます。そして、男性のフォーマルウェアとともに様々な様式、デザインへと姿を変えていきました。

ドレスコード(服装規定)

ドレスコード(英語:Dress code)とは、その場に適した服装の決まりやマナーのことで、場所や時間帯、格式など様々な要素によって求められる身だしなみのことです。ドレスコードが提示される場面は、冠婚葬祭や入学式・卒業式、レストラン、パーティー、式典などがあります。そして、ドレスコードの中で最も格式が高いのが「フォーマル」です。

フォーマル

フォーマル(英語:Formal)には、「公式的であるさま。形式的。儀礼的。」などの意味があります。ファッションで用いる場合、フォーマルな服装といえば、「正装・礼装」を意味します。正装とは、結婚式、葬儀、卒業式、入学式などに赴く時の装いです。礼装とは儀礼に赴く時の正装のことです。例えば、結婚式などにおいては、新郎新婦は儀礼の当事者なので礼装であり、参列者は普通の正装になります。

礼服と礼装の違い

「礼服」とは、フォーマルな服そのものを指します。「礼装」とは、礼服を着装した状態を指します。

礼服を着用する機会

ご祈祷は普段着でも問題ありませんが、正式参拝は受付で服装チェックがあります。正式参拝とは、通常御垣内には入れない特別な場所に入り、神様にお眼通りが叶うということです。華美なものは神様に失礼となりますので、きちんと正装を守って、正式な参拝に臨みましょう。

その他、礼服を着装するシーンを慶事と弔事に分けて挙げてみます。

慶事のシーン
  • 結婚式と披露宴
  • お見合い、婚約式、結納
  • 公的なパーティ/晩餐会、午餐会、カクテルパーティーティーパーティー、舞踏会、記念式典や祝賀会(創立記念日、竣工または落成式、地鎮祭、入卒園式、入学式、卒業式、謝恩会、成人式など)
  • 私的なパーティ/お宮参り、七五三、誕生祝い、結婚記念日、長寿の祝い、新築祝い、ホームパーティー
  • コンサート、オペラ、観劇、発表会
  • 皇室行事/叙勲、園遊会文化勲章親授式
弔事のシーン
  • 葬儀、告別式、三回忌までの法要
  • 通夜、三回忌以降の法要

フォーマルについて

フォーマルには、「時間帯」と「ランク」という2つの大きな特徴があります。加えて、その人の地位、立場、格式、出向く席の様相などによっても異なります。

時間帯(昼・夜)

男性の場合、昼はフロックコートモーニングコート、夜はテールコートやタキシードといったように時間によって着るものが変わります。女性の場合、昼であれば丈が長めの「アフタヌーンドレス」、夜はロング丈の「イブニングドレス」が適切です。詳しくは以下をご覧下さい。

正・準・略のランクがある

正礼装(モストフォーマルウェア

結婚式に主賓として参加する新郎新婦の両親や仲人。格調高い記念式典・公式行事・入学式・卒業式など。

  • -アフタヌーンドレスのこと。主に新郎新婦の母親や親族が着用。
  • -イブニングドレスのこと。日本では主に格式の高い晩餐会や新婦のお色直しで着用。
準礼装(セミフォーマルウェア)

一般的な結婚式や披露宴・祝賀会・ビュッフェスタイルのパーティなど。

  • - セミアフタヌーンドレス、セレモニースーツのこと。披露宴や入学式、卒業式に出席する際に着用。袖のないドレスは、羽織物で露出を控える着こなしが必要になります。
  • -昼よりも華やかなパーティードレスのこと。 袖なしや光る素材もOK。結婚式の二次会、夜の結婚式に出席する際に着用。
略礼装(インフォーマルウェア

ビジネススーツやカジュアルウェアに見えないワンピースやスーツ。逆に言うとカジュアルなパーティードレス。

形にこだわらない結婚式や披露宴・音楽会・2次会やバースディパーティなど親しい集まりや、平服指定のパーティーで着用します。

フォーマルウェアの種類

  • アフタヌーンドレス - 襟元は浅めで肌の露出が少ないことが基本。袖丈は七分丈以上の長袖。袖が短ければジャケットを着用して肌の露出を抑えます。生地は無地の淡い色、素材はシルクやレースで光沢のないマットなもの、そして透けないものが望ましいとされています。スカート丈はくるぶし丈かそれ以上の長さ。装飾はパールなどあまり光沢のないものを選ぶと良いでしょう。ハンドバッグはサテンやグロラン素材の小ぶりな布製のものを合わせます。パンプスには、ヒールがある布製のものを選び、ストッキングを必ず着用するようにしてください。

  • イブニングドレス - アフタヌーンドレスとの違いは、袖がなく、襟元や背中が大きく開いているベアトップ、キャミソール、ホルターネックなどのデザインでのワンピース型。スカート丈はくるぶし丈か、パンプスのつま先が完全に隠れる長さ、あるいはそれ以上の長さ。厳粛な行事などの場合は裾を床に長く引くこともある。生地はサテン、シフォン、ベルベット、オーガンジー、レースなどの華やかで装飾性の高いものが良いとされています。夜の正装なので、装飾はきらびやかな光り物のアクセサリーをチョイスして胸元を美しく飾りましょう。ハンドバッグも光沢のある布製のものがおすすめですが、一つ注意点があります。布製の靴やバッグのほうがより格式が高いとされているので、主役がいるような場面では、革製品やファーは避けたほうが比較的良いでしょう。

  • セミアフタヌーンドレス - ワンピースドレス、スーツ、アンサンブル、トラッドなテーラードスーツなど。ワンピースドレスはら流行に乗ったデザインや柄が入っても大丈夫。肩をださない着こなしが基本なので、袖あり又は袖のないドレスにはジャケットやボレロ、ショールを羽織ります。スカート丈はノーマルからミディ丈。生地は光沢がないシルキーなものや、レースを使った高級感のあるものを選びます。装飾はパールなど光沢がないもので控えめに抑えましょう。

  • カクテルドレスセミイブニングドレス - アフタヌーンドレスとイブニングドレスの中間に当たるのが「カクテルドレス」です。イブニングドレスの丈を短くし、簡略化したものになります。カクテルドレスは、アフタヌーンドレスと比較すると露出度が高めで、ノースリーブや胸元の開いたものが基本です。豪華なイブニングドレスと比べると少し砕けたイメージですが、粋さ、シックさが求められます。アンサンブルやツーピース、セパレートなどシルエットのバリエーションも豊富。特にデザインや装飾品に決まりはないが、袖がないものが一般的。スカート丈はノーマルからミディ丈。もっと長くても大丈夫ですが、膝からくるぶし辺りまでの、引きずらない長さのものを選びましょう。生地はサテンやラメなど光沢感のある素材や、ドレッシーなウールまで色々な生地を選択できる。装飾は特に決まりはないが、光沢のある華やかなものが無難。

  • インフォーマルウェア - 略礼装のこと。ワンピースやツーピース、アンサンブルスーツなどの種類がある。スカートスーツやワンピースにボレロなど羽織るものを合わせる。普段着のワンピースでも、光りものを避けてパールなど色合いの落ち着いたアクセサリーをしっかり選び、ヒールのある靴やエレガントなバッグでドレッシーな雰囲気にスタイリングをするとフォーマル感が出ます。

招待状の「平服でお越しください」は、インフォーマルウェアであるということになります。また、レストランのドレスコードにある「スマートエレガント」「スマートカジュアル」も、露出に気をつけてインフォーマル寄りにすれば大丈夫です。

礼服  
正礼装 男:モーニングコート 男:ホワイト・タイ(テールコート燕尾服)
女:アフタヌーンドレス 女:イブニングドレス
準礼装 男:ディレクターズスーツ 男:ブラック・タイ(タキシード)
女:セミアフタヌーンドレス 女:カクテルドレス
略礼装 男:平服(ダークスーツ・ラウンジスーツ)
女:平服(インフォーマルウェア)

ドレスコードについて

招待状に記載されていた場合に従います。特に指定されていなくても大人のマナーとして意識をしましょう。

ビジネスアタイア(Business Attire​)

「ビジネスアタイア」とは、学会後の懇親会やパーティー、レセプションなどで指定されているドレスコードです。「アタイア」には「衣装」という意味があり、和やかな雰囲気の中にも節度を感じる服装が基本となります。男女共にエレガントなスーツを着用するのがおすすめです。

ホワイトタイ(White Tie)

「ホワイトタイ」とは正礼装のこと。最高のフォーマルを意味します。最も格調の高い式典となり、男性は燕尾服に白い蝶ネクタイ、さらに白のベストも必須。女性はイブニングドレス(ローブデコルテ)になります。

ノーベル賞受賞式で受賞予定のある方は、ホワイトタイになります。

ブラックタイ(Black Tie)

「ブラックタイ」とは準礼装のこと。男性は黒の蝶ネクタイのタキシード、女性はイブニングドレスになります。

ブラックタイオプショナル(Black Tie Optional)

「タキシードはご自由に」という意味。男性は、黒のタキシード又はフォーマルなスーツ。タキシードを着る必要はないが、着てくる人が多い。タキシードを持っていないという方でも、無理に揃える必要はありません。手持ちの暗い色のスーツの中で、一番フォーマルなものを選びましょう。女性は、準礼装のルールに準じます。女性の場合は、着飾りすぎるのは良くないです。スリットの入ったロングドレスを着てデコルテを露出させるといいでしょう。

クリエイティブブラックタイ(Creative Black Tie)

これは「少し軽めのブラックタイ」を意味します。男性は白シャツ着用の義務もなく、タキシードも自由な着こなしができます。

ビーチフォーマル(Beach Formal)

暖かい夏の季節のビーチウエディングであれば、明るい色使いや涼し気な生地など遊び心を加えるのは歓迎されるものです。

カクテルアタイア(Cocktail Attire​)

フォーマルだが、個性を強調した服装。男性はダークスーツ着用で、ネクタイの有無は自由。女性はカクテルドレス。靴はつま先の出ない、ドレスの色に合う光沢のないハイヒールを選び、スエード素材は避けるのがルールです。バッグはクラッチではなくて構いませんが、小ぶりのものを選びましょう。

「夜の女王」の異名を持つ、涼やかで純真無垢の輝きを放つアクアマリン。幻想的な月明かりや、ゆらめき立つロウソク、パーティシーンの暗めに設定されたライティングなど夜の照明の中で、光を反射してとりわけ魅力的に映えることに由来します。中世ヨーロッパでは、夜会用の宝飾品として、たいへんな人気を博しました。また、3月の誕生石でもあります。

フェスティブ(Festive)

ホリデーパーティーやテーマパーティーなど。カクテルスタイルに、クリスマスのモチーフなどフェスティブ(お祭り)要素を加えた服装のこと。

まとめ

普段は好きなファッションを自由に楽しみますが、高級レストランやパーティーなどの人が集まるシーンでは、他の参加者たちと格式を合わせた装いをするのがマナーです。大人の女性として、テーブルマナーやあいさつ、立ち居振る舞いと同じく、ホストの人や他の参加者に失礼のないように、ドレスコードの知識をしっかり身に付けておきましょう。また、男性と比べ、女性はどのドレスコードを指定されても、ドレスの色やデザイン、アクセサリーなどの自由度は高いです。知識があれば、ドレスコードを保ちながら自分なりの装い方を楽しむことができます。